- PERI IMPLANT -インプラント周囲炎

インプラント周囲炎について

インプラント治療後も
定期的なケアが必要です

インプラント周囲炎には、主に2種類あり、
1つは炎症がインプラント周囲粘膜に起きるもの、
もう1つは炎症がインプラント周囲と骨に及び、
吸収が起きてしまっているものです。
インプラント周囲炎の原因は、
インプラント周辺の清掃状態が悪いことにより起こり、
主に定期的に検診を受けていない方や、
喫煙者に多く見られます。

インプラント周囲炎の症状

歯周病と同じように初期の状態では自覚症状はほとんどありません。歯肉を磨くと出血がみられますが、相当悪化しなければ、歯肉の腫れや、噛むと痛いと言った症状はなく、見た目もほとんど健康な状態と変わりません。歯周病の症状とは異なり、インプラント周囲炎では、インプラントが骨と結合しているため、歯の動揺はみられません。

日本歯周病学会
歯周病専門医の院長が
治療を行います
インプラント周囲炎は歯周病に似た疾患です。そのまま放置しておくと、埋入したインプラントが脱落してしまう可能性もあります。また、歯周病より進行が早く、症状も分かりにくいため注意が必要です。
「インプラント周囲炎かもしれない」「当てはまる症状がある」と感じている方はお気軽にご相談ください。

治療方法

歯肉が炎症している場合

適切なメインテナンスを行い、ブラッシング指導で改善します。

インプラント周囲の骨が
吸収されてしまっている場合

インプラント周囲の外科的な清掃が必要です。インプラントの表面は複雑で粗造なため、マイクロの超音波で清掃し、表面の細菌を除去します。

インプラント周囲の骨が
酷く吸収されてしまっている場合

インプラントの除去を行います。再度インプラントでの治療を望まれる場合は、失った軟組織(粘膜)、口組織(骨)の造成手術を行います。但し、定期的なメインテナンス、口腔清掃状態の改善を行っていただく必要があります。

インプラント周囲炎に
ならないために

毎日のケアと定期的な
メインテナンスを

インプラント周囲炎にならないためにも、
毎日の適切な清掃、歯科医院での
定期的なメインテナンスが欠かせません。
インプラントは歯と違い清掃しにくい場合があるため
適切なブラッシング指導を受け、
歯間ブラシ、フロスなどの使用が有効的です。