歯の欠損は顎骨の吸収を進めます。
歯周病や歯の欠損によって顎骨は萎縮して行きます。
それは歯根の歯根膜による血流を失い、また機能しなくなるために萎縮吸収が抜歯後進み、保険診療で製作するようなレジンの入れ歯の目に見えない変形によりさらに吸収が進んでいきます。安定して硬い入れ歯は吸収を防いでくれます。
インプラントを始めた30年前からいかに骨を再生するかが重要でした。
私の骨造成手術が飛躍的に発展したのは2008年ドイツへの研修でお世話になったクーリー先生のおかげです。今は移植材料を使用した骨造成術の頻度が高いですが、先生から教わった手術法は、下顎枝(レーマス)、オトガイから骨を移植する方法です。他の先生との大きな違いは骨ブロックを壁状に加工して移植するものです。非常に骨質の良好な骨造成が可能になります。先生は恩師として現在も尊敬しています。