こんにちは。 名古屋市中区栄にある高山歯科室 院長の高山です。
重度慢性歯周病で抜歯適応症の状態であっても、歯周病原菌を薬物療法(3週〜4週清掃と、クスリの服用)によって失われた歯の周りの組織の回復がめにみえて起こる事を多く経験しています。
まず、原因除去が非常に重要です。
細菌の除去、駆除、失われた咬合の再建を強固に行うためインプラント治療をおこない、咬合の不正による崩壊を矯正治療で安定させます。
細菌の駆除を確実に判定するため、歯周病治療開始時と細菌駆除時に歯周ポケットの細菌をPCR法を用いて検査を行います。現在5種類のDNAをPCR検査して、種類と量を測定しています。
こうして、抜歯適応の歯を歯周再生手術の行える状態に改善します。
治療内容が適切であれば、当初(初診時)抜歯が想定される状態であっても改善が診られます。
下に示したCTによる3Dイメージは、歯周病薬物療法、インプラント治療、矯正治療を行う前と後の像です。
この状態から歯周組織再生療法を行います。来週手術を行いますので、その後の状態はまたの機会に掲載します。