「お口がくさい」「食べにくい」「喋りにくい」などは加齢によるものではありません。
特にお年を取られると「孫にだけは嫌われたくない」とお考えの方も多いと思います。
お盆やお正月が近づくと急に入れ歯の新調を希望される患者さんが増えるような気がしていました。
お孫さんに会われる機会が近づいているとか、気持ちよく新年を迎えたいなどの理由があるのかもしれません。
これらのお口のトラブルは多くは「歯周病が進行している」、「あるいは入れ歯が合っていない」、「噛める歯が少ない」な
どと思われます。
歯周病が進まないようにするためには、お口の清掃状態を良くする事も重要ですが、進んでいる場合は「歯周外科を受ける」
残った歯の咬合負担を軽減することが重要になります。
入れ歯の合っていない原因は、大きく咬合と、義歯の形態になります、義歯に適切な形態を与え、咬合が適切であれば入れ歯
は安定します。入れ歯の形態を決めるために、しゃべったり、咬んだりと機能的な印象を取って入れ歯の形態を与える方法が
あります。またどうしても入れ歯を受け入れにくい方にはインプラント治療があります。全部の歯がない方は少数のインプラ
ントでブリッジを支えていく方法があります。(ボーンアンカードブリッジ、またはオールオンフォー、オールオンシックス
等と呼ばれます。