愛知県名古屋市栄の高山歯科室です。
「しっかりかめる」と
1.認知症を予防する
2.健康寿命が延びる
3.人生が豊かになる
といわれています。
咬みにくくなる年齢は?
50歳前半で10.9%、75歳以上で68.8%です。
この数字は歯の喪失数(歯を失った数を表しています)を反映しており、1本目の歯を失うのが50歳前後ということからわか
ります。年齢とともに数字が高くなるのは残っている歯の現症と、咬合負担量の増加によって、歯周病が進行するからです。
人生100年時代と言われる今、高齢になってからの「かめる能力」は生活の質の向上のため重要です。
さて、インプラント治療を受けるにあたり、どのぐらいの年齢まで可能なのでしょうか?
最低年齢ははっきりしていて、23,24差異頃です。これは発育過程において歯の位置が安定する年齢です。
顎骨の発育の終了と、歯のポジションの安定はインプラント治療において非常に重要です。
当院でのインプラント、骨造成手術などの最高年齢は86歳です。
術前に、全身状態のスクリーニングを行っています。血液検査、心電図などで検査を行い、身体的精神的な負担を軽減するため
に麻酔医による鎮静法で管理しています。
骨の代謝、治癒に影響を及ぼす疾患がないか、骨マーカーによって正常な骨代謝が行われているか等の診断を事前に行うので安
心です。骨密度が低下している場合は、骨密度の改善を行うための手術、インプラントの選択を行っています。
患者さんの治療後の感想は、「やはり噛めるようになった事が良かった」「老後の健康のために噛める事が重要である事を再認
識した」という事をよく聞きます。
高齢になると基礎疾患をお持ちの患者さんが増えます。「インプラントの管理」「投薬されているクスリの確認」
「全身状態の変化」に気を配っています。副作用によって歯肉に炎症を来すクスリもあり、また骨の代謝に影響を及ぼうクスリ
もあります。