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歯の神経を残して治療したい方

愛知県名古屋市栄の高山歯科室です。

歯の神経を残せる可能性があれば、出来るだけ残す事をおお薦めします。

 歯周病再生治療での再生量、骨造成手術での骨造成量では、神経がある歯(有髄歯)の成績は有意に高いといった研究

結果があります。また将来、歯を失うリスクを軽減できます。

 歯髄の炎症においては不可逆性が高く、歯髄が化膿したり、壊死した状態では歯髄保存療法は不可能です。これは歯根

の小さな穴(歯根尖孔)から血管、リンパが入ってくるため一度起こった炎症は消失しない場合があります。

 ラバーダムを使用して感染防止を行い、MTAセメント(Mineral Trioxide Aggregate )を用い、虫歯が進行している部分

を閉鎖します。

 治療回数 2回 (1回あたり60分)

治療費用 ¥150,000(レントゲン、ラバーダム、クランプ、CT、コア、投薬)

数日、弱い痛みがありますが、1〜2週間ほどで消失します。

痛みが続く場合は、神経を取る処置になります。しかしながら治療費の返還はいたしませんのでご理解の上治療を受けて

いただく必要があります。目に見えない部分で感染が広がっている場合にあたります。また新たに出来た虫歯に関しても

保障するものではありません。神経を取る処置(抜髄)にかかる治療、補綴処置は別途費用が必要です。

また、歯髄保存療法の後には、コアや、ダイレクトボンディングでの修復をうけていただくことも了承ください。

ラバーダム

無菌的に根管治療、歯髄保存療法をする際には必要です。器具の誤嚥や水が喉に行くのを防いでくれます。