世界一の長寿国、日本。
平均で81~87歳以上という寿命の長さに、1990年代頃から現在に至るまで、国内外から注目が集まっています(※)。
(※)厚生労働省「厚生労働白書 – 令和時代の社会保障と働き
方を考える – 平均寿命の推移」(令和2年)より引用。
注目されることも多い日本人の平均寿命。しかし、本当に大切なのは平均寿命ではなく、健康寿命です。健康寿命を延ばしてこそ、活き活きとした人生につながります。
目次
■健康寿命とは
◎人の手を借りず、生活の基本動作をご自身で行える年齢を指します
健康寿命とは、人の手を借りずに、以下のような生活の基本動作をご自身で行える年齢を指します。
・食事
・排せつ
・歩行
・睡眠
・衣類の着脱
・身の回りの清掃
◎平均寿命=健康寿命ではありません
平均寿命とは、生命体の命が尽きるまでの年齢です。平均寿命=健康寿命ではありません。
平均寿命が長くても、ご自身で生活の基本動作を行えず、介護など、人の手を借りなければならなくなると健康寿命は短くなります。健康寿命が短くなると、生活の質(QOL:Quality of Life)は低下していきます。
■噛む機能と健康寿命の深い関係
◎しっかり噛む機能を保ち続けることが健康寿命の延伸につながります
年齢を重ねても健康寿命を維持するには、まずは、食事から十分な栄養を摂取する必要があります。
食事は人生の基本です。丈夫な歯、または、安定性が高い人工歯(インプラント)で、しっかり噛んで、弾力のあるお肉やお魚、繊維質の野菜など、食事からバランス良く栄養を摂取することが健康寿命の延伸につながります。
◎しっかり噛めなくなると、脳や全身の健康へのリスクが高まります
歯を失ったままにしたり、安定性が低い保険の入れ歯が原因で食べ物をしっかり噛めなくなることがあります。
食べ物をしっかり噛めなくなると、噛む刺激の不足によって脳への血流が低下し、認知症を発症しやすくなることが研究によって報告されています(※)。
(※)神奈川歯科大学大学院 山本龍生教授「歯科から考える
認知症予防への貢献」(2017年)より引用。
認知症が発症しやすくなるほか、歯を失った状態を放置している方、安定性が低い保険の入れ歯の方は、弾力のあるお肉やお魚、繊維質の野菜などを噛みにくくなります。噛める食材が限られてくるため、ご飯や麺類、砂糖が入ったお菓子やジュース、お酒など、糖質中心の食生活になってしまい、しっかり噛めない方は糖尿病・高血圧などの生活習慣病や肥満をひき起こしやすいです。
糖質中心の食生活になるとタンパク質が不足し、筋肉量が減って全身の機能が低下する可能性も高まります。
■歯を失った方、保険のブリッジ・入れ歯でお悩みの方はインプラントがオススメです
◎ベストはご自身の天然の歯を保ち続けること
健康寿命を保つためには、しっかり噛んで食事を摂ることが重要になります。しっかり噛める食生活を送るには、まずは、ご自身の天然の歯を保ち続けることが大切です。
◎歯を失った場合の補綴方法は?ブリッジ・入れ歯じゃダメなの?
ベストはご自身の歯を保ち続けることですが、歯周病や虫歯、歯根破折、不慮の事故などが原因で歯を失ってしまう場合も。
{ブリッジ・入れ歯の問題点}
日本では、歯を失ったとき、保険が利くブリッジ・入れ歯を選ぶ方が多いです。ただし、ブリッジ・入れ歯には問題点もあります。
問題点①噛む刺激の不足
ブリッジ・入れ歯は人工歯根がありません。人工歯根がないため、人工歯根があるインプラントと比べて、ブリッジ・入れ歯は食べ物を噛みにくかったり、噛む刺激が不足しやすいです。特に、保険の入れ歯は安定性が低く、硬い物や弾力のあるお肉・お魚、繊維質の野菜などを噛みにくくなります。噛む刺激の不足により、ブリッジ・入れ歯は顎の骨の吸収(骨が溶けてしまう)が起きることも。
問題点②残っている歯が傷つく場合がある
ブリッジ・部分入れ歯は「残っている歯を支えにして人工歯(義歯)を使う」という構造上、残っている歯が傷つく場合があります。ブリッジ・入れ歯が原因となり、歯へのダメージの影響で天然の歯を失い続けるケースは少なくありません。
◎安定性が高いインプラントにより、しっかり噛める食事が可能に
歯を失った方、保険のブリッジ・入れ歯の使い心地でお悩みの方はインプラントがオススメです。
歯を失ったときは、以下のような多くのメリットを持ち、安定性が高いインプラントにすることで、硬い物もしっかり噛みやすくなります。インプラントの「ほかの歯を傷つけない」という特長により、残っている歯の寿命の延伸にもつながります。
<インプラントのメリット>
1.人工歯根をお口の中に作るため、安定性が高い
2.ほかの歯を傷つけない(残っている歯の寿命を延ばしやすくなる)
3.ずれたり外れることがほぼない
4.発音しやすい
5.セラミック製の人工歯により、自然な白さの歯に近づけられる
6.平均耐用年数が長い(10~15年以上(※1))
(保険のブリッジ・入れ歯は平均で3~7年程度で定期的に作り替えが必要)
7.お手入れがカンタン
(毎日の基本的なお手入れは歯みがき+歯間清掃でOK(※2))
(※1)平均の耐用年数です。毎日のセルフケアと歯科医院で受ける定期
メインテナンスの継続により、平均以上の期間、インプラントを
保ち続けることもけっして不可能ではありません。
(※2)インプラントとお口の健康を保つためには、毎日のセルフケアと
歯科医院で受ける定期メインテナンスが必須になります。
【しっかり噛めるインプラントで健康寿命の延伸を】
人工歯根に基づき、高い安定性を持つインプラント。インプラントにすることで食べ物をしっかり噛めるようになり、健康寿命を延ばす可能性を高められます。
歯を失った方、保険のブリッジ・入れ歯の使い心地でお悩みの方は、この機会にぜひ、インプラントをご検討ください。
– インプラントの無料カウンセリングのご案内 –
高山歯科室ではインプラントの無料カウンセリングを実施中です。
インプラント治療に関するご質問・ご不安がある方はお気軽にご相談ください。ご予約はWEB/お電話にて承っております。
カウンセリングでは患者様のお口のお困りごとやご希望をじっくりとお伺いし、歯科医師が丁寧にわかりやすく治療計画・費用についてご説明をさせていただきます。