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インプラントは老後悲惨な目に遭うってほんと?

名古屋インプラントクリニック高山歯科室です。

インプラントを行うと老後悲惨なことになると聞いたことのある方は多いのではないでしょうか?

ではなぜ老後が悲惨と言われているのか?本当に悲惨なのかについてお話ししていきたいと思います。

 

▪️老後が悲惨と言われている理由にはどのようにことがある?


インプラントが老後悲惨と言われる理由は主に5つあります。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

①病気などが原因でメンテナンスが困難になる。

インプラント手術後には日々のケアと定期メンテナンスが必要になります。

ですが、年齢を重ねるほどにこれらのメンテナンスが難しくなります。

寝たきりなどで介護後必要な状態になったり、認知症と言った状態になってしまえば歯科医院に通うことも難しくなるのが事実です。

メンテナンスを怠るとインプラント周囲炎と言った様々なトラブルのリスクが高まります。

しかし、これはインプラントに限ったことではなく、定期検診も難しくなるので、高齢になればなるほど口腔内トラブルのリスクは高まります。

 

②インプラント周囲炎のリスクが高くなる

インプラント周囲炎とはインプラント版の歯周病みたいなもので、インプラント周囲の歯茎や骨が歯周病菌に感染した状態になります。

放置してしまうと歯周病と同じような炎症が起き、最悪顎の骨を溶かしてインプラントが抜け落ちます。

これを防ぐためにも日々のケアと定期メンテナンスが行われますが、年齢問わず発症する可能性があります。

しかし、高齢になるとリスクが高まるのが事実です。

 

③インプラントが不安定になりやすいリスクがある

インプラント治療では顎の骨の厚さや強度が重要になります。

しかし、年齢を重ねると骨密度は低下していきますが、そうなるとインプラントが不安定になる可能性が高まります。

また、長年使用し続けたことで摩耗や顎骨の自然な吸収も起こり、インプラントが不安定になる場合もあります。

不安定になってしまうと噛む力が十分に発揮できず食事に支障をきたしてしまいます。

 

④再治療が難しくなる

インプラント周囲炎などが原因でインプラントが不安定になると再治療が必要になりますが、通常のインプラント同様手術が必要になります。

しかし、高齢になると手術後の回復が遅くなったり、細菌感染や合併症のリスクが高まったり、麻酔だけでもリスクになったりと再治療自体が難しくなる可能性があるのが現実です。

また、老後にインプラントを除去する場合でも手術が難しくなる可能性もあります。

 

⑤治療費がかさみ老後の生活費が不安

インプラントは保険適応外になるため全てご自身で費用を負担する必要があります。

治療費は安くなく、1本あたりの相場は30万~60万と高額です。

もしも再治療を行う場合も再度同じ費用、状況によってはさらに費用がかさんだりするケースもあります。

予想以上に費用がかさんでしまい、今後の生活費に支障をきたすと言った経験をされた方も少なからず存在します。

 

▪️では老後にメリットは全くないの?


ここまで老後のデメリットを聞くとインプラント治療を避けたいと考える人も多いと思います。

しかし、メリットがあることも事実です。

実はインプラント治療を選択する方は年々増えています。

デメリットを知ってなおインプラントを選択している方も多く、その理由にはどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。

 

①脱着の手間が必要ない

インプラントは顎の骨に直接人工歯根を埋め込んでいるため脱着する必要がありません。

ブリッジの場合も脱着する必要はありませんが、入れ歯の場合は毎日脱着する必要があり、入れ歯のケアにも手間がかかります。

そして、どちらにしても寝たっきりや認知症になると入れ歯の手入れも困難になると言えます。

 

②審美性が高く、コンプレックスを感じない

インプラントは元々のご自身の歯のような見た目を実現できるのが大きなメリットです。

特に前歯や目立つ位置の歯を失った場合は人目を気にする必要がなく、コンプレックスを抱くこともありません。

 

③歯を失う前と変わらず食事を楽しむことができる

インプラントは機能面でも優れた治療方法です。

顎の骨に直接埋め込んでいるので、元々のご自身の歯のように噛むことができます。

食事は老後の楽しみの一つと考えている方は多く、しっかり噛むことができると言うメリットが大きいと捉える方が多いのは事実です。

 

④認知症の予防に繋がる

意外かもしれませんが、インプラントは認知症の予防に効果があると言われています。

実は歯の欠損と認知症には大きな繋がりがあり、よく噛めないことで脳への刺激不足や食事内容の偏り、社会的活動への参加の減少などが考えられており、これらの影響で認知症のリスクが高まります。

これはインプラントかどうかではなく、歯の喪失を防ぐことが重要ですが、機能面にも審美的にも優れたインプラントのほうが食事の偏りもなくや人目を気にせず外に出れると言った面からしても人によっては良いのかもしれません。

抜歯を行った直後は体の治癒機転が盛んで、傷口の治りが早く、抜歯した部分の骨の回復も早く、インプラントと骨との早い結合が期待できます。

 

▪️まとめ


いかがだったでしょうか?

老後悲惨と言われている理由がわかったと思います。

しかし、デメリットばかりではなく、インプラント治療のメリットの方が大きくデメリットを理解した上で選んでいる方が多いのも事実です。

高山歯科室ではインプラントの患者さんも多くインプラントの認定専門医でもあります。

しかしインプラントのほうが絶対に良いと言うつもりはありません。

患者さん一人ひとりにライフスタイルがあり、老後何を楽しみに生きるかも人それぞれです。

患者さんにメリットもデメリットも知ってもらい判断してもらうことが重要です。

一つお伝えできるとすれば、欠損した歯を補う治療はインプラントだけでなく、ブリッジや入れ歯と言う方法もあります。

しかしどの治療を選んでも日々のケアと定期メンテナンスが必要になります。これを怠ることが一番トラブルを引き起こすことに繋がります。

寝たきりや認知症などの状態になってしまえばどちらにしてもメンテナンスが困難になるため、インプラントじゃなければ老後悲惨な状態にならないとは言い切れるものではありません。

そしてインプラントだと必ずお話ししたデメリットが起こると言うわけでもありません。

どんな治療にもメリットとデメリットがあります。

しっかり歯科医院で相談を重ね、患者さんと歯科医師が二人三脚でご自身に合った治療方法を考えるようにしましょう。

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