インプラントの埋入からインプラントの補綴までの様々な治療の流れがあります。
個々の口腔内の状態によってインプラント治療は流れが変わってきます。
1.1番オーソドックスなインプラント治療は、抜歯後の骨の治癒が有り顎骨の治癒が終了、顎骨が充分イ
ンプラント治療のためある状態。
a.通常骨———————————–インプラント埋入後数ヶ月後インプラント補綴
b.骨密度が充分で初期固定が充分—–埋入直後インプラント補綴
c.骨密度が低い—————————埋入時に骨密度を上げる処置を行い数ヶ月後インプラント補綴
d.骨密度が著しく低い——————-埋入前に骨状態を変えるための処置、数ヶ月後に埋入
2.抜歯同時または抜歯後1ヶ月で埋入、数ヶ月後にインプラント補綴
抜歯即時埋入ができる条件、根尖病変が無いこと、歯の周辺骨の骨吸収が無いこと
3.骨吸収が見られるケース
a.ショートインプラント(短いが表面積が大きい)の埋入、即時、短期または数ヶ月後に補綴
b.骨造成手術、数ヶ月後にインプラント埋入
c.インプラント埋入と同時に骨造成手術
d.上顎洞底挙上手術(サイナスリフト)、数ヶ月後にインプラント埋入
e.上顎洞底挙上手術(サイナスリフト)同時にインプラント埋入
以上のように治療の内容は状態によって変わります。
インプラントの補綴を入れ歯を支えるもの、固定した歯の形態のもの、オールオン4等補綴の形式によって
も治療の流れは変わってきます。
更に、残存歯の歯周病または噛み合わせの治療など、また審美的な回復が必要な場合や、手入れのしやすい安定
した粘膜を得るために粘膜の処置が必要な場合もあります。