名古屋インプラントクリニック高山歯科室です。
親知らずを抜くと小顔になると聞いたことはありますか？
ネットやSNSなどで見たことがあったり、実際に抜歯した方の中には小顔になったかもと思われる方もいるかもしれません。
では本当に小顔になるのかについてお話ししていきたいと思います。
▪️本当に小顔になる？
結論からお伝えすると抜歯をしたからといって小顔になるという医学的に根拠がないのが事実です。
実は一般的には誤解や噂のようのようなもので、親知らずを抜いただけでは顔のサイズは小さくなりません。
ただし、親知らずが生えていることが原因で、口の中が詰まっている場合、抜歯によって口が広がり、見た目がスッキリした印象になるかもしれませんが、顔全体のサイズが小さくなっている訳ではありません。
▪️稀に小顔になるケースは存在する！
実際に親知らずを抜いたことのある方には小顔になったと感じる方は存在します。
そして抜歯を行うことで顎や顔の形が変化することがあるという報告も一部存在します。
これは抜歯が直接的に小顔にさせている訳ではなく抜歯を行うことで歯がなくなり、骨が痩せ、見た目がすっきりしたように感じるのかもしれません。
しかしこれらは非常に稀なケースと言われており、見た目で認識できるほど効果を感じる方はそうそういません。
逆に親知らずが生えていることで顔に大きな影響を及ぼすことはまずあり得ないとも言えます。
▪️小顔になったと感じる人の特徴は？
顔付きの特徴でこんな人は小顔に見える場合はあります。
しかし、あくまでも可能性であり、必ず小顔になるわけではないですし、見た目に大きく現れることはまずありません。
1、エラが張っている
歯がなくなることによって歯を支える骨が痩せます。
下の親知らずはエラの最も近い部分にあり、抜歯を行うことで歯がなくなり、骨が痩せ、結果として小顔に見える場合があります。
2、頬骨が張っている
エラが張っている人と同様に上の親知らずは頬骨に近い位置にあり抜歯をすることで頬骨付近が痩せて小顔に見える可能性があります。
3、顎の筋肉が張っている
親知らずがなくなることで一番奥の噛む力が弱まります。
噛む力が弱くなると結果的に筋肉が痩せてしまい小顔に見える可能性があります。
▪️まとめ
いかがだったでしょうか？
現時点でいえば医学的に根拠はなく、親知らずを抜いたからと言って小顔になるわけではありません。
一定の条件下で稀に小顔になったと感じる方は報告されていますが、美容整形のように大きく見ためが小顔なることはあり得ません。
基本的に親知らずを抜くことは、将来的な口腔内トラブルを防ぐために必要な場合や、虫歯などの治療のために行われています。
そのため小顔効果を期待して抜歯をすることは避けるべきと言えるでしょう。
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