50歳を過ぎた方は、重度の歯周病やむし歯、不慮の事故などが原因でほとんどの歯を失ってしまうことがあります。
多くの歯を失い、残っている歯があまりない方はインプラントで固定する連結歯「オールオンフォー」がおすすめです。
目次
- ■オールオンフォーとは
- ◎4本のインプラントですべての人工歯を支える治療法です
- ■オールオンフォーのメリット
- メリットその①「しっかり噛める」
- メリットその②「違和感が少ない」
- メリットその③「ずれたり外れる心配がほぼない」
- メリットその④「人工歯と歯ぐきのあいだに食べ物が挟まりにくい」
- メリットその⑤「発音しやすい」
- メリットその⑥「入れ歯と比べ、見た目が自然」
- メリットその⑦「手術をしたその日のうちに歯が入る」
- メリットその⑧「骨吸収を抑えやすくなる」
- メリットその⑨「すべての歯をインプラントにした場合と比べ、費用を抑えられる」
- メリットその⑩「顎の骨が少ない方でも、治療を行える可能性がある」
- ■オールオンフォーのデメリット
- デメリットその①「外科手術が必要」
- デメリットその②「治療を適用できないケースがある」
- デメリットその③「治療費が大きい」
- 【歯や入れ歯でお困りの方は当院までご相談ください】
■オールオンフォーとは
◎4本のインプラントですべての人工歯を支える治療法です
オールオンフォーとは、片方の顎につき4本のインプラントですべての人工歯を支える治療法です。人工歯根を持つインプラントで連結した人工歯を固定するため非常に安定性が高く、入れ歯のようにずれたり外れる心配がほぼありません。
■オールオンフォーのメリット
メリットその①「しっかり噛める」
オールオンフォーの連結した人工歯は顎の骨に埋め入れたインプラントにネジで固定されます。人工歯をインプラントで固定するため非常に安定性が高く、治療後は硬い物もしっかり噛めるようになります。
メリットその②「違和感が少ない」
固定式のため、入れ歯のような違和感が少ないです。
メリットその③「ずれたり外れる心配がほぼない」
固定式のため、入れ歯のようにずれたり外れる心配がほぼありません(※)。
(※)定期的にネジの締め直しおよびインプラント・人工歯のチェックが必要です。
メリットその④「人工歯と歯ぐきのあいだに食べ物が挟まりにくい」
ネジでしっかり固定することにより、人工歯と歯ぐきのあいだに食べ物が挟まるのを防ぎやすくなります。
メリットその⑤「発音しやすい」
入れ歯と異なり、オールオンフォーは歯ぐきや顎の粘膜を覆いません。歯ぐきの上に連結した人工歯を乗せインプラントで固定するため舌の動きを邪魔せず、発音しやすいです。
メリットその⑥「入れ歯と比べ、見た目が自然」
オールオンフォーは歯ぐきや顎の粘膜を覆う床がありません。入れ歯と比べ、治療後の人工歯の見た目が自然な印象に近づきます。
入れ歯はプラスチック樹脂でできた床(しょう)が歯ぐきや顎の粘膜を覆ってしまい、不自然に見えることがあります。
メリットその⑦「手術をしたその日のうちに歯が入る」
オールオンフォーは手術をしたその日のうちに仮歯の人工歯を入れるため、「歯がない期間」がありません。
入れ歯の場合、抜歯や歯を失ってから本歯が入るまで1ヶ月間程度、歯がないまま過ごさなければならないケースがあります。
メリットその⑧「骨吸収を抑えやすくなる」
入れ歯は歯根がないため噛む刺激が歯槽骨(歯を支える顎の骨)に伝わらず、骨吸収(歯槽骨が溶けること)を起こしやすいです。
オールオンフォーはインプラントの人工歯根で人工歯を支えるため噛む刺激が歯槽骨に伝わり、骨吸収を抑えやすくなります。
メリットその⑨「すべての歯をインプラントにした場合と比べ、費用を抑えられる」
多くの歯を失った方にインプラント治療を行う場合、すべての歯をインプラントにすると非常に費用が大きくなります。
オールオンフォーは4本のインプラントで人工歯を支えるため、すべての歯1本1本をインプラントにした場合と比べて費用を抑えられます。
メリットその⑩「顎の骨が少ない方でも、治療を行える可能性がある」
オールオンフォーは顎の骨が残っている箇所を狙い、斜めにインプラントのフィクスチャーを埋め入れます。
通常、顎の骨が少ない方は骨造成をする必要がありますが、顎の骨が残っている箇所にフィクスチャーを埋め入れるオールオンフォーであれば、顎の骨が少ない方でもインプラント治療を行える可能性があります。
■オールオンフォーのデメリット
4本のインプラントで安定性の高い人工歯を使うことができ、メリットが多いオールオンフォーですがデメリットもあります。
デメリットその①「外科手術が必要」
オールオンフォーはインプラントを埋め入れるための外科手術が必要です。外科手術にともない、細菌の感染リスクが存在します。
安全性・正確性の高い治療を受けるためには、高性能洗浄機や高圧蒸気滅菌器などの各種機器を備え衛生管理を徹底しているクリニックを選ぶことが重要です。
デメリットその②「治療を適用できないケースがある」
外科手術を行うため、患者様の健康状態や顎の骨の状態によっては治療を適用できないケースがあります。
デメリットその③「治療費が大きい」
オールオンフォーは保険が利かない自費診療です。保険の入れ歯と比べ、治療費が大きくなります。
【歯や入れ歯でお困りの方は当院までご相談ください】
取り外し式の総入れ歯と比べ、非常に高い安定性を持つ人工歯「オールオンフォー」。入れ歯のようにずれたり外れる心配がほぼなく、治療後は硬い物もしっかり噛めるようになります。
当院では以下の精密機器、衛生機器を備え、治療の安全性・正確性を高めております。また、専用手術室および個別診療室を設け、伝染病を含む感染症対策を徹底しています。
精密機器
・歯科用CT
・3Dスキャナー(3Shape)
衛生機器
・高性能洗浄機
・高圧蒸気滅菌器(オートクレーブ)
・口腔外バキューム
・使い捨て製品(手袋などのディスポーザブルアイテム)
「多くの歯を失い、食べ物を噛めない・噛みにくい」
「合わない入れ歯で困っている」
など、歯や入れ歯でお困りの方は当院までお気軽にご相談ください。相談費は無料です。