オールオンフォー(フルアーチインプラント)では、上下どちらか片方の顎につき4~6本のインプラントで連結した人工歯ブリッジを支えます。
すべての歯にインプラントを埋め入れる場合と比べ、4~6本という少ない本数で片顎全体の人工歯を補える点がフルアーチインプラントのメリットです。
当院では、フルアーチインプラントにおいて優れた性能を発揮するインプラント体「ストローマンBLX」を用い、インプラント治療を行っています。
今回はフルアーチインプラントに適したインプラント体「ストローマンBLX」のご紹介です。
目次
■ストローマンBLXの特徴
フルアーチインプラントでは手術を行ったその日のうちに仮歯を装着します。これを「即時荷重インプラント(そくじかじゅういんぷらんと)」と呼びます。
即時荷重を行うためには、インプラント体(ネジのような形をした人工歯根:フィクスチャー)を埋め入れたときの初期固定性が高いことが重要です。
特徴① 独自のスレッド形状に基づく高い初期固定性
・ダイナミックボーンマネジメント
ストローマンBLXは独自のスレッド(切り込み)形状に基づく高い初期固定性があり、手術当日に仮歯を装着する即時荷重インプラントに適しています。
インプラント体を縦断するように切り込みが入っているためスレッドの周囲に骨が食い込み、初期固定を得られやすいです。正回転・逆回転、どちらもインプラント体に骨が食い込むようにできています。
特徴② スリムなデザインで身体にかかる負担を軽減
・患者さんの身体を第一に考えたスリム設計
インプラント体がスリムで皮質骨に負担がかからないデザインのため、直径が太い従来のインプラント体と比べて術後の痛みが軽減されます。
特徴③ チタンにジルコニウムを配合し、強度をUP
・ロキソリッドマテリアル
インプラント体のチタン金属にジルコニウム(人工ダイヤモンドの原料)を15%配合し、強度をUP。
スリムなデザインでインプラント体の直径を細くすると共に、高い強度を実現しました。
特徴④ SLA加工のインプラント体で顎の骨の結合力を早める
・SL Active加工による早期結合
SLA加工(SL Active加工)とは、サンドブラストと酸を用いて行うストローマン独自の表面加工技術です。ストローマンは世界で初めてインプラント体に表面加工を行ったパイオニアでもあります。
独自のSLA加工にてインプラント体の表面に微細な凹凸を作ることで顎の骨の骨芽細胞が付着しやすくなり、早期に骨結合を得られやすいです。
インプラント体と顎の骨の早期結合により、治療期間の短縮にもつながります。
手術当日に仮歯を入れるフルアーチインプラントでは、ストローマンBLXの早期結合性能が手術の効率性・初期固定性を高めてくれます。
【それぞれの患者さん・症例に適したインプラント治療をご提案いたします】
フルアーチインプラント、および、即時荷重に適したインプラント体「ストローマンBLX」をご紹介させていただきました。
手術当日に仮歯が入るフルアーチインプラントにおいては、高性能なインプラント体を用いることが治療を成功させるための第一条件となります。
ストローマンBLXに加え、歯ぐきと顎の骨の定着力・結合力を高めるバイオホライズン社のインプラントなど、高山歯科室ではそれぞれの患者さん・症例に適したインプラントを用いてインプラント治療を行っています。
当院で採用しているインプラントについてはこちらで詳しくご説明しています。併せてご参照ください。
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