名古屋市中区栄の高山歯科室です。
CAD/CAMでコピーデンチャーを製作する技術。この技術は歯のない方のインプラント治療にも応用できます。
総入れ歯や部分入れ歯を作った経験のある方はお分かりだと思います。
お口の型取り(印象)をして、咬み合わせを取り(咬合採得)し、一度合わせ(義歯の試適)て完成となります。
入れ歯は顎の粘膜の上に乗っていますので、粘膜の型取りが必要ですし、無歯顎(全く歯のない状態)ではかみ合わせは想定で取ることになります。
保険の治療ではなかなかやってもらえませんが、仮の入れ歯(治療用義歯)を製作して、使用している間に粘膜の型取りができる柔らかい樹脂を使い咬合を安定させるやり方で治療を行うと、良い入れ歯を作ることができます。
これらの治療の際に、入れ歯の複製(コピー)を製作させるために3Dデータから入れ歯をCAD/CAMを使用して製作が可能になりました。
![コピーデンチャーの設計](http://takayamadental.com/wp-content/uploads/2021/10/IMG_8396-262x300.jpg)
コピーデンチャーの設計
![コピーーデンチャーの3D像](http://takayamadental.com/wp-content/uploads/2021/10/3a7f09e12788f814f1827f63110dca88-300x166.png)
コピーーデンチャーの3D像
![コピーデンチャーの加工](http://takayamadental.com/wp-content/uploads/2021/10/3ce46f877d75df697ae4e8667996e26e-300x176.png)
コピーデンチャーの加工
最終的には硬さのある材料で入れ歯を製作します。
そうしないと柔らかい入れ歯は咬むたびに変形して、顎骨の異常な吸収が起こり入れ歯が合わなくなります。