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第4回:【名古屋・栄】下がった歯ぐきは治る?ズッケリー法で歯肉退縮を改善する再生治療

【名古屋・栄】下がった歯ぐきは治る?ズッケリー法で歯肉退縮を改善する再生治療
歯周病ブログ|第4回
この記事の要点
  • 「歯が伸びた」「根もとがしみる」は、歯ぐきが下がる歯肉退縮のサインです。
  • 状態によっては、下がった歯ぐきを再生治療で回復できる場合があります。
  • 当院はズッケリー法(根面被覆・結合組織移植)で露出した根をおおうことを目指します。
  • 知覚過敏や根面のむし歯の予防、見た目の改善にもつながります。

「最近、前より歯が長く見える」「根もとが見えて、冷たいものがしみる」── それは歯ぐきが下がってきているサイン(歯肉退縮)かもしれません。状態によっては、再生治療で回復できる場合があります。

「歯が伸びた」と感じたら

歯ぐきが下がると、本来は歯ぐきに守られているはずの歯の根が露出します。すると、見た目が気になるだけでなく、知覚過敏でしみやすくなったり、露出した根の部分がむし歯になりやすくなったりと、さまざまな不都合が生じます。歯肉退縮は、歯周病による組織の喪失のほか、強すぎる歯みがきや噛み合わせの力、もともとの歯ぐきの薄さなど、複数の要因が重なって起こります。

下がった歯ぐきは、再生治療で回復できる場合があります

「一度下がった歯ぐきは、もう戻らない」と思われがちですが、状態によっては再生治療によって歯ぐきを回復させることが可能です。露出してしまった歯の根を、再び歯ぐきでおおうことを目指すこの治療は、根面被覆術と呼ばれます。高山歯科室では、歯肉退縮に対する再生治療としてズッケリー法(Zucchelli法)を取り入れています。

歯肉退縮の術前。下顎前歯の歯ぐきが下がり歯の根が露出している状態術前
矯正治療と歯周組織再生・結合組織移植による術後。歯ぐきが回復し露出していた根がおおわれた状態術後
当院での実際の症例(44歳・女性)。患者ご本人の同意を得て掲載しています。
患者44歳・女性
主訴下顎前歯の歯肉退縮(歯ぐきが下がってきた)
退縮の原因歯列不正(歯ならびの問題)
治療内容矯正治療で歯ならびを整えたうえで、歯周組織再生・結合組織移植による歯肉退縮の治療を行いました。
治療費用(自費)歯科矯正:88万円/歯周再生・結合組織移植による歯肉退縮手術:29万7千円
術後のリスク・注意歯周病のメインテナンスを怠ると歯周病再発のリスクがあるため、定期的なメインテナンスが必要です。

※ 費用はすべて自費診療です。効果には個人差があり、すべての方に同じ結果を保証するものではありません。

ズッケリー法とは

ズッケリー法は、イタリアの歯周外科の権威であるジョヴァンニ・ズッケリー(Giovanni Zucchelli)教授によって体系化された、根面被覆の術式です。下がってしまった歯ぐきを露出した歯根の上に移動させ、根を再びおおっていく方法で、世界中の歯周形成外科で広く用いられています。

必要に応じて、上あごの内側などからご自身の結合組織を採取し、薄くなった歯ぐきに移植して厚みとボリュームを補うこと(結合組織移植)もあります。これにより、根がおおわれるだけでなく、歯ぐきそのものが安定し、後戻りしにくい状態を目指せます。

  • 露出した歯の根をおおうことで、知覚過敏や根面のむし歯のリスクを軽減
  • 歯ぐきのラインが整い、見た目の改善につながる
  • 歯ぐきに厚みが出ることで、将来的な退縮の予防にもつながりやすい

一人ひとりの状態に合わせて

歯肉退縮の治療が適しているかどうか、どの術式が向いているかは、退縮の程度、歯ぐきの厚みや量、噛み合わせ、そして歯周病の状態によって変わります。土台となる歯周病のコントロールができていることも大切です。まずはお口全体の状態をていねいに検査することが出発点になります。

高山歯科室では、歯周病専門医である院長が、歯周組織の再生治療から歯肉退縮への対応まで、幅広くご相談をお受けしています。「歯ぐきが下がってきた」「根もとがしみる」「見た目が気になる」という方は、一度ご相談ください。

歯ぐきの後退や見た目でお悩みの方へ

高山歯科室ではズッケリー法による歯肉退縮の再生治療のご相談を承っています。

歯周病の詳しいご案内はこちら → https://takayamadental.com/perio/

よくある質問(FAQ)

Q. 下がった歯ぐきは元に戻りますか?
A. すべてではありませんが、退縮の程度や歯ぐきの状態によっては、根面被覆という再生治療で歯ぐきの回復を目指せます。
Q. ズッケリー法とはどんな治療ですか?
A. 下がった歯ぐきを露出した歯根の上に移動させ、必要に応じて結合組織を移植して根をおおう、世界的に普及した根面被覆の術式です。
Q. 手術は痛くないですか?
A. 局所麻酔のほか、ご希望に応じて静脈内鎮静法(点滴でリラックスした状態)で手術を受けることもでき、不安や痛みの負担をやわらげられます。
Q. 治療は誰でも受けられますか?
A. 退縮の程度・歯ぐきの厚み・噛み合わせ・歯周病の状態により適応が異なります。まずはお口全体の検査からご相談ください。
監修・運営

高山歯科室 院長:高山 光平(日本歯周病学会 歯周病専門医)
院長・スタッフ紹介 | 医院紹介

公開日:2026-06-29/最終更新:2026-06-29

参考
  • 特定非営利活動法人 日本歯周病学会(https://www.perio.jp/)
  • 特定非営利活動法人 日本臨床歯周病学会(https://www.jacp.net/)
  • 科研製薬「リグロス」製品情報(歯周組織再生剤・トラフェルミン)
診療・アクセスのご案内

高山歯科室
〒460-0008 愛知県名古屋市中区栄 いちご栄ビル7階(地下鉄東山線「栄」駅・鶴舞線「矢場町」駅から徒歩)
電話:052-242-2213 | WEB予約:オンライン予約はこちら(名古屋市・栄)

ズッケリー法による歯肉退縮の治療は自費診療です。費用の詳細はホームページでご確認ください。

歯周外科手術は、ご希望に応じて静脈内鎮静法(点滴によりリラックスした状態)で受けることもできます。

詳しくはこちら → https://takayamadental.com/perio/

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高山歯科室|歯周病ブログ / 日本歯周病学会 歯周病専門医による治療
本記事は一般的な情報提供を目的としたものです。治療の適応や効果には個人差があり、診断・治療方針は診察にもとづきます。