症例カテゴリー:「歯ぐきが下がってきた」
ケース1|歯肉退縮を、矯正+歯周組織再生治療で改善した症例【名古屋・栄】
この症例のポイント
下の前歯(右下3番)の歯ぐきが下がり、根が露出した歯肉退縮のケースです。背景には歯が唇側に傾き、歯根が歯槽骨からはみ出していたことがありました。そこで、いきなり歯ぐきの手術をせず、まずマウスピース矯正(インビザライン)で歯を正しい位置に戻して原因を除去。その上で歯周組織再生治療・結合組織移植を行い、下がった歯ぐきの回復を目指しました。名古屋・栄の高山歯科室は、1994年から歯周組織再生治療に取り組んでいます。
下の前歯(右下3番)の歯ぐきが下がり、根が露出した歯肉退縮のケースです。背景には歯が唇側に傾き、歯根が歯槽骨からはみ出していたことがありました。そこで、いきなり歯ぐきの手術をせず、まずマウスピース矯正(インビザライン)で歯を正しい位置に戻して原因を除去。その上で歯周組織再生治療・結合組織移植を行い、下がった歯ぐきの回復を目指しました。名古屋・栄の高山歯科室は、1994年から歯周組織再生治療に取り組んでいます。
患者さんの情報・診断
- 年齢・性別
- 44歳・女性
- 主訴
- 下の前歯(右下3番)の歯ぐきが下がってきた
- 現状・検査
- 右下3番に歯肉退縮、歯並びの乱れ(叢生)。CTで歯の外側(唇側)の骨が大きく失われ、歯が外側へ傾き・ずれていた。
- 診断
- 右下3番の歯肉退縮、歯列不正(叢生)
- 治療内容
- マウスピース矯正(インビザライン)/歯周組織再生治療・結合組織移植・歯肉歯冠側移動術/定期メインテナンス
- 治療期間
- 約2年
- 治療費用(自費・税込)
- 矯正診断 66,000円/マウスピース矯正(インビザライン) 880,000円/歯周再生・結合組織移植・歯肉歯冠側移動術 297,000円
術前の状態
検査画像(CT・パノラマX線)
歯を支える骨の状態を、CT・パノラマX線で立体的・全体的に評価しました。CTでは、歯の外側(唇側)の骨が大きく失われ、歯根が骨からはみ出していることが確認できます。
なぜ「矯正」から始めたのか ― 原因の除去
今回の歯肉退縮は、下の前歯が唇側に傾き、歯根が歯槽骨からはみ出していたことが背景にあります。傾いたまま歯ぐきの手術だけを行っても、原因が残るため後戻りしやすくなります。そこで、まずマウスピース矯正(インビザライン)で歯を正しい位置に戻して“原因”を除去し、その上で歯周組織の再生・移植を行いました。
▶ 動きで見る:矯正シミュレーション動画(インビザライン)
※治療のシミュレーションであり、実際の治療計画は歯科医師が決定します。効果には個人差があります。
※治療のシミュレーションであり、実際の治療計画は歯科医師が決定します。効果には個人差があります。
手術の実際(歯周組織再生・移植)
治療の経過(術前 → 術後)
考察
歯肉退縮の背景に歯並びの問題があったため、いきなり歯ぐきの手術をせず、まず矯正で原因を整えてから再生・移植を行いました。原因から順序立てて治療することが、後戻りしにくい安定した回復につながると考えています。歯ぐきが下がる原因は歯みがきの強さだけでなく、歯の位置・傾き・かみ合わせが関係していることも少なくありません。
治療のリスク・副作用・費用
- 本症例の再生・移植手術は自由診療(税込297,000円/掲載時点)です。矯正・矯正診断は別途費用がかかります。
- 矯正後の後戻り、口腔清掃状態の不良やメインテナンス未実施時の歯周病進行の可能性があります。
- 外科処置に伴い、術後の腫れ・痛み・出血・一時的な知覚過敏が生じる場合があります。
- 効果には個人差があり、すべての歯肉退縮が同じように回復するわけではありません。
監修
高山歯科室 院長 高山 光平
名古屋・栄の高山歯科室院長。1994年から歯周組織再生治療(メンブレン/エムドゲイン/リグロス)に取り組み、歯肉退縮の根面被覆(ズッケリー法・結合組織移植)にも対応しています。
名古屋・栄の高山歯科室院長。1994年から歯周組織再生治療(メンブレン/エムドゲイン/リグロス)に取り組み、歯肉退縮の根面被覆(ズッケリー法・結合組織移植)にも対応しています。
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よくある質問
- Q. 歯ぐきが下がって歯が長く見えます。治せますか?
- A. 下がった歯ぐき(歯肉退縮)を覆う根面被覆術(ズッケリー法・結合組織移植)で改善できる場合があります。歯の傾きやかみ合わせが原因のときは、矯正とあわせて治療します。まずはご相談ください。
- Q. なぜ歯ぐきの手術の前に矯正をするのですか?
- A. 歯が唇側に傾いて歯根が骨からはみ出していると、手術だけでは後戻りしやすくなります。まず矯正で歯を正しい位置に戻して原因を除去してから、再生・移植を行うことで安定した回復を目指します。
- Q. 費用はどのくらいかかりますか?
- A. 本症例では、再生・結合組織移植・歯肉歯冠側移動術が自費で税込297,000円(掲載時点)です。ほかに矯正診断・マウスピース矯正の費用がかかります。検査のうえ、適応と費用を事前にご説明します。
※本症例は患者さんの同意を得て掲載しています。費用は自由診療(税込・掲載時点)です。治療効果には個人差があり、リスク・副作用が生じる場合があります。手術中の写真を含みます。矯正シミュレーションは治療のシミュレーションであり、実際の治療計画は歯科医師が決定します。