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歯周病治療の診断の重要性

こんにちは。 名古屋市中区栄にある高山歯科室 院長の高山です。

歯周病治療の到達目標を考えてみました。

これは病気の進行範囲と進行度合い、咬合、全身的な疾患それと担当歯科医師の判断により千差万別です。また、患者さんの治療への判断により大きく到達点は変わってしまいます。

このような事により、歯科で受ける虫歯の治療とは大きな違いが生じます。

大きく歯周病を分類すると限局性(少数歯)または広汎性(多数歯)、初期、中程度、重度、侵襲型(早く症状が進行する)、慢性(長年にわたり進行している)、咬合性(咬み合わせ、歯ぎしり、食いしばりなど)に分類できこれらの組み合わせになります。

高山歯科室では、初診時に患者さんには、日本歯周病学会の分類またはアメリカ歯周病学会の分類に基づき歯周病の病名を患者さんに告げています。

例えば広汎型重度慢性歯周病などです。

咬合に問題なく、全身疾患も無い状態での初期の歯周病であれば数ヶ月で治療は終了し、メインテナンスに入ります。
広汎型重度慢性歯周病では、抜歯も伴い、歯周再生治療、失われた咬合支持の欠損補綴で数ヶ月から1年以上の治療期間が必要でサポーテッドセラピー、またはメインテナンスに入ります。

侵襲型、全身疾患、咬合などの異常がある場合は治療期間も長く、難治せいでサポーテッドセラピーに入って行きます。

このように診断が非常に重要であり、CTでの3D診断や、血液検査、主治医への確認が重要です。

歯周病の患者さんは早めの受診をお勧めします。



高山歯科室
歯科医師
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