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抜歯が必要とされた歯を残す治療

名古屋市中区栄、高山歯科室、歯周病専門医の高山です。

歯根の治療を行ってもなかなか治らない方も多いのではないでしょうか適応症の範囲内であれば治療が可能です。

歯の神経を取る処置(実態には歯の中に神経はありません、リンパ腺と血管があります、虫歯の酷いケースのは抜髄という治療を行います、根管治療です)を行った歯にはときにして根尖病変(歯根囊胞や根尖に肉芽ができ骨が吸収している場合があります、また治療中に歯根を穿孔している場合もあります。

通常は感染根管処置を行い根管の治療を行いますが、程度が酷かったり、歯根に問題がある状態では歯を残すことは不可能になり抜歯を行います。

高山歯科室で行っている治療は根尖の病変を外科的に除去して、歯根表面の歯根膜を蛋白(エムドゲイン)にて再生します。また根に異常があるケースでは穿孔した部位を埋めます。

下の写真は保存不可能なはの外科処置の写真です。1週間程度で完治します。治療に関しては健康保険適応外です、ご来院にてお気軽にご相談ください。

精密な診断が必要なためCTの撮影を行います。

根の病変を除去した状態

根の病変を除去した、この後歯根表面をきれいにして再生療法を行います。

歯根の病変を除去再生治療を行った状態

歯根の病変を除去再生治療を行った状態、膜にてカバーしてあります。縫合して終了です。