インプラントの通院回数は何回? 三重・岐阜・西三河など遠方からお越しの方へ
この記事の内容
- インプラントの通院回数は何回か
- 遠方の方は、回数をどこまで減らせるか
- 手術をした日は、どうやって帰るか
- 三重・岐阜・西三河からのアクセス
- 費用と、医療費控除で交通費は落ちるか
- 遠方の方からよくいただくご質問への一問一答
- よくあるご質問
1. インプラントの通院回数は何回か
インプラント治療は「何度も通うもの」と思われがちですが、実際にはむし歯や歯周病の治療より通院回数が少ない治療です。理由は単純で、骨とインプラントが結合するのを待つ期間が長い一方、その間は通院がほとんど必要ないためです。
一般的な流れと回数の目安は次のとおりです。骨の量や歯周病の状態によって変わりますので、あくまで標準的なケースとお考えください。
| 段階 | 通院回数 | 前の段階からの間隔 | 内容 |
|---|---|---|---|
| 初診相談 | 1回 | — | お悩みとご希望をうかがい、口腔内を確認します |
| 精密検査・診断 | 1回 | 相談と同日も可 | 歯科用CT、3Dスキャナー、レントゲン、歯周組織の検査 |
| 治療計画のご説明 | 1回 | 検査と同日も可 | 治療内容・期間・費用・リスクをご説明します |
| 前処置 | 0〜3回 | 1〜2週ごと | 歯周病の治療、抜歯など。必要な方のみ |
| 1次手術 | 1回 | — | インプラント体を埋入。骨造成を伴う場合もあります |
| 抜糸 | 1回 | 術後1〜2週 | 短時間で終わります |
| 治癒期間の確認 | 1〜2回 | 1〜2か月ごと | 骨との結合を待つ期間。通院は少なくて済みます |
| 2次手術 | 0〜1回 | 3〜6か月後 | 術式により不要な場合があります |
| 型取り・装着 | 2〜3回 | 2〜3週ごと | 上部構造(人工歯)を製作して装着します |
| メインテナンス | 年2〜4回 | 3〜6か月ごと | 治療後も続けていただく必要があります |
上表は一般的な目安です。骨造成を伴う場合、歯周病の治療が先に必要な場合、本数が多い場合は回数・期間ともに増えます。実際の回数は精密検査のうえでご提示します。
治療期間は、待っている時間が大半を占めます
合計4〜8か月という期間のうち、大部分はインプラントと骨が結合するのを待つ時間です。この間は歯科医院に来ていただく必要がほとんどありません。「期間が長い=何度も通う」ではない、というのがインプラント治療の特徴です。
インプラント治療全体の流れは インプラントの基礎知識 完全ガイド で詳しく解説しています。
2. 遠方の方は、回数をどこまで減らせるか
三重県・岐阜県・西三河などからお越しの方について、当院では1回の来院にまとめられるものはできる限りまとめる方針をとっています。
同じ日にまとめられること
| まとめられる | 内容 |
|---|---|
| 初診相談+精密検査+診断のご説明 | 通常なら3回に分かれるところを、1回の来院で行えます。歯科用CTの撮影から診断結果のご説明までを同じ日に済ませます |
| 抜歯+埋入+仮歯 | 条件が合えば、抜歯した当日にインプラントを埋入し、その日のうちに仮歯を入れることができる場合があります(抜歯即時埋入・即時荷重)。噛み合わせの状態、骨の質と量によりますので、精密検査のうえで判断します |
| 複数本の手術 | 1回の手術でまとめて行える場合があります。静脈内鎮静法を併用すれば、長時間の手術でも負担を抑えられます |
同じ日にまとめられないこと
一方で、どうしても間隔を空けなければならない工程があります。ここを無理に詰めると治療の質が落ちますので、正直にお伝えしておきます。
| まとめられない | 理由 |
|---|---|
| 手術 → 抜糸 | 傷の治り方を確認する必要があるため、1〜2週間後の来院が必要です |
| 手術 → 上部構造 | インプラントと骨が結合するまで3〜6か月かかります。生体の反応なので短縮できません |
| 型取り → 装着 | 技工物の製作に時間がかかります |
| 骨造成 → 埋入 | 骨の量を増やす処置が必要な場合、骨ができるのを待つ期間が加わります |
通院回数が少なくて済むケース
インプラント治療といっても、内容によって通院回数は変わります。とくに回数が少なくて済むのは、入れ歯の安定を目的としたインプラントです。
| 治療の内容 | 通院回数の傾向 | 理由 |
|---|---|---|
| 入れ歯を支えるインプラント (インプラントオーバーデンチャー) | 少ない | 入れ歯を安定させることが目的のため、埋入する本数が少なく、いまお使いの入れ歯を活かせる場合があります |
| 抜歯即時埋入・即時荷重 | 少ない | 抜歯・埋入・仮歯を1日で行えるため、初期の来院がまとまります |
| 1本のみのインプラント | 標準 | 記事の冒頭に掲げた表のとおりです |
| 骨造成を伴うケース | 多い | 骨ができるのを待つ期間が加わります |
| 重度の歯周病を伴うケース | 多い | 歯周病の治療を先に行う必要があります |
総入れ歯や部分入れ歯が安定しない、外れる、噛めないという方は、数本のインプラントで固定するだけで噛めるようになることがあります。通院回数が少なく済むため、遠方の方にはとくに検討いただく価値のある方法です。詳しくは インプラントオーバーデンチャー をご覧ください。
当院では、お一人の患者さんに1回あたり1〜2時間をとっています。説明にも十分な時間をかけ、その方の状態に合う治療法を複数ご提案したうえで選んでいただく方針です。短時間の診療を何度も重ねるより、遠方の方には結果的に負担が少ない形だと考えています。
3. 手術をした日は、どうやって帰るか
遠方の方から最も多くいただくご質問です。結論から申し上げると、手術当日にご自宅へ戻っていただくことは可能です。ただし、麻酔の方法によって注意点が変わります。
| 麻酔の方法 | 当日の帰宅 | お車の運転 | 付き添い |
|---|---|---|---|
| 局所麻酔のみ | 可能 | 可能な場合が多い | 不要な場合が多い |
| 静脈内鎮静法を併用 | 可能(院内で休んでいただいた後) | 当日は不可 | 必須ではありません |
お薬の影響が残るため、当日はお車・バイク・自転車の運転を避けていただきます。公共交通機関でお越しください。
一方で、お付き添いが必ず必要というわけではありません。院内で十分に休んでいただき、回復を確認したうえでお帰りいただいています。実際にお一人で電車でお帰りになる方が多くいらっしゃいます。ご不安な場合は、ご家族に同行していただいても構いません。
静脈内鎮静法は、うとうとした状態で手術を受けていただく方法です。当院には歯科麻酔を専門とする歯科医師が在籍しており、全身状態をモニタリングしながら管理します。詳しくは 「眠っている間に」終わる ― 静脈内鎮静法という方法 をご覧ください。
術後に気をつけていただくこと
- 手術当日の入浴は避け、シャワー程度にとどめてください
- 飲酒・喫煙・激しい運動は数日間お控えください
- 腫れや痛みは2〜3日がピークです。お渡しするお薬で対応します
- 遠方の方には、術後にご連絡いただける窓口をお伝えしています
4. 三重・岐阜・西三河からのアクセス
当院には、北は北海道から南は鹿児島まで、全国から患者さんがお越しになっています。現在も三重県・岐阜県・静岡県・奈良県・東京都からご通院いただいている方がいらっしゃいます。ご遠方の場合は、移動時間を見込んだ来院日の組み立て方をご相談いただけます。
当院は名古屋市中区栄にあり、地下鉄名城線・矢場町駅から徒歩3分、地下鉄東山線・栄駅から徒歩5分です。名古屋駅からは地下鉄で数分の距離にあります。
| 出発地 | 経路 | 所要時間の目安 |
|---|---|---|
| 桑名 | 近鉄名古屋線 → 名古屋駅 → 地下鉄東山線 → 栄駅 | 約35分 |
| 四日市 | 近鉄/JR関西本線 → 名古屋駅 → 地下鉄東山線 → 栄駅 | 約45分 |
| 鈴鹿 | 近鉄名古屋線 → 名古屋駅 → 地下鉄東山線 → 栄駅 | 約55分 |
| 津・松阪 | 近鉄名古屋線 → 名古屋駅 → 地下鉄東山線 → 栄駅 | 約60〜80分 |
| 岐阜・大垣 | JR東海道本線 → 名古屋駅 → 地下鉄東山線 → 栄駅 | 約35〜50分 |
| 岡崎・安城・刈谷 | 名鉄名古屋本線 → 金山駅 → 地下鉄名城線 → 矢場町駅 | 約40〜50分 |
2026年9月時点の目安です。ダイヤ・列車種別により前後します。正確な時間は各交通機関でご確認ください。
お車でお越しの場合は、近隣のコインパーキングをご利用ください。栄・矢場町周辺には有料駐車場が多数ありますが、平日・土曜とも混み合います。1回の診療に1〜2時間をみていただくため、時間に余裕のある駐車場をお選びいただくと安心です。なお静脈内鎮静法を受けた日はご自身での運転ができませんので、あわせてご留意ください。
土曜日も診療しています
遠方の方にとって、平日に時間をとることは簡単ではありません。当院は土曜日も診療しております。日曜・祝日は休診です。
ご予約はお電話とWEB予約で承っています。ただし土曜日の診療時間は変わることがありますので、土曜日のご来院をお考えの場合は、あらかじめお電話でご確認ください。遠方からお越しの方は、ご予約の際にその旨をお伝えいただくと、来院日の組み立てをご相談いただけます。
5. 費用と、医療費控除で交通費は落ちるか
インプラント治療は保険が適用されない自由診療です。医療機関ごとに費用が異なりますので、治療を受ける前に必ず総額をご確認ください。当院の費用は インプラント治療のご案内 に掲載しています。
医療費控除の対象になります
自由診療のインプラント治療は、医療費控除の対象です。1年間に支払った医療費が一定額を超えた場合、確定申告をすることで所得税・住民税が軽減されます。
遠方の方に関係が深いのは、通院のための交通費も医療費控除の対象に含められる点です。
| 費目 | 医療費控除 | 補足 |
|---|---|---|
| インプラントの治療費 | 対象 | 自由診療でも対象です |
| 電車・バスの運賃 | 対象 | 領収書がなくても、日付と経路・金額の記録を残してください |
| やむを得ない場合のタクシー代 | 対象になり得る | 術後など、公共交通機関の利用が難しい事情がある場合 |
| 自家用車のガソリン代・駐車場代 | 対象外 | 国税庁の取扱いでは認められていません |
| 付き添いの方の交通費 | 対象になり得る | 付き添いが必要と認められる場合に限られます |
医療費控除の取扱いは個別の事情により判断が分かれます。詳細は国税庁の案内、または最寄りの税務署にご確認ください。
高額療養費制度は公的医療保険が適用される診療が対象です。自由診療であるインプラント治療には適用されません。医療費控除とは別の制度ですので、混同にご注意ください。
デンタルローンによる分割払いにも対応しています(スルガ銀行)。総額と月々のお支払いは、治療計画をご提示する際にあわせてご説明します。
6. 遠方の方からよくいただくご質問への一問一答
- 三重県から名古屋まで通うのは、現実的でしょうか
- 桑名から約35分、四日市から約45分です。通院回数がおおむね6〜10回であることを踏まえると、月に1回前後のペースになります。実際に四日市・鈴鹿・桑名・松阪からお越しの方がいらっしゃいます。三重県以外にも、岐阜県・静岡県・奈良県・東京都からご通院いただいている方があり、これまでに北は北海道、南は鹿児島からお越しになった方もいらっしゃいます。
- 骨が少ないと言われました。遠方だと回数が増えますか
- 骨造成が必要な場合、骨ができるのを待つ期間が加わるため、期間は延びます。ただし通院回数そのものは大きくは増えません。当院は骨造成を院内で行っており、院長はドイツ・オルスベルクの Privatzahnklinik Schloss Schellenstein で Prof. Fouad Khoury のもと研修を受けています。詳しくは 「骨が足りない」と言われても、インプラントを諦めない をご覧ください。
- 他院で入れたインプラントの不具合を、遠方から診てもらえますか
- お受けしています。ただし、まず現状を正確に把握する必要があるため、精密検査を行ったうえでご提案します。他院で断られた・トラブルになったインプラントのご相談 をご覧ください。
- 総入れ歯です。1日で終わる方法はありますか
- 方法は2つあります。ひとつはオールオン4・6などのフルアーチインプラントで、条件が合えば手術当日に仮の歯を装着できる場合があります(即時荷重)。噛み合わせの状態、骨の質と量によりますので、精密検査のうえで判断します。もうひとつはインプラントオーバーデンチャーで、数本のインプラントで入れ歯を安定させる方法です。こちらは通院回数が比較的少なく、遠方の方に向いています。いずれも最終的な上部構造の装着までには数か月かかります。詳しくは フルアーチインプラント(All-on-4/6)とは?、インプラントオーバーデンチャー をご覧ください。
- 手術の日は、どのくらい時間がかかりますか
- 本数や骨造成の有無によりますが、1本であれば30分〜1時間、複数本や骨造成を伴う場合は2〜3時間かかることがあります。静脈内鎮静法を併用する場合は、術後に院内で休んでいただく時間も見込んでください。
7. よくあるご質問
- どのくらい遠方から通っている方がいますか
- これまでに、北は北海道から南は鹿児島まで、全国からお越しいただいています。現在も三重県・岐阜県・静岡県・奈良県・東京都からご通院いただいている方がいらっしゃいます。通院回数がおおむね6〜10回で、その大半が数か月おきであるため、遠方からでも計画が立てやすい治療です。
- インプラントの通院回数は何回ですか
- 一般的にはおおむね6〜10回、期間は4〜8か月が目安です。骨造成を伴う場合や本数が多い場合は増えます。むし歯や歯周病の治療と比べると、通院回数は少なくて済む治療です。
- 初診の日に検査まで受けられますか
- 遠方からお越しの方については、初診相談・歯科用CTによる精密検査・診断結果のご説明を同じ日にまとめることができます。ご予約の際に遠方からお越しであることをお伝えください。
- 初診相談では何をしますか。持ち物はありますか
- 1時間程度お時間をいただき、お悩みとご希望をうかがったうえで口腔内の診査を行います。ご相談について別途の相談料はいただきません。健康保険証、またはマイナンバーカードをお持ちください。ご予約はお電話またはWEB予約で承ります。土曜日のご来院をお考えの場合は、診療時間が変わることがありますのでお電話でご確認ください。
- 手術した日に電車で帰れますか
- 帰宅いただけます。静脈内鎮静法を受けた日も、院内で十分に休んでいただいたうえで電車でお帰りいただけます。お付き添いは必須ではありません。ただしお薬の影響が残るため、当日はご自身での運転ができません。
- 駐車場はありますか
- 当院に駐車場はございません。近隣のコインパーキングをご利用ください。1回の診療に1〜2時間をみていただく点にご留意ください。
- 入れ歯が安定しません。遠方でも回数は少なくて済みますか
- 入れ歯の安定を目的としたインプラント(インプラントオーバーデンチャー)は、通院回数が比較的少なくて済みます。いまお使いの入れ歯を活かせる場合もあります。実際の回数は噛み合わせや骨の状態によりますので、精密検査のうえでご提示します。
- 通院にかかった交通費は医療費控除の対象になりますか
- 電車・バスの運賃は対象になります。自家用車のガソリン代・駐車場代は対象外です。詳細は国税庁の案内または税務署にご確認ください。
この記事の要点
- インプラントの通院回数はおおむね6〜10回。期間4〜8か月の大半は骨と結合するのを待つ時間で、その間の通院はほとんど必要ありません
- 遠方の方は、初診相談・精密検査・診断のご説明を同じ日にまとめられます。条件が合えば抜歯・埋入・仮歯も1日で行えます
- 手術当日の帰宅は可能です。ただし静脈内鎮静法を受けた日はご自身で運転できません
あなたの場合はどうか — 3つの確認
- ご自宅から栄まで、片道1時間以内で来られますか。桑名約35分、四日市約45分、岐阜約35〜50分、岡崎約40〜50分が目安です
- 手術の日に、公共交通機関で来られますか。静脈内鎮静法をご希望の場合、当日はご自身で運転できません(お付き添いは必須ではありません)
- 骨が少ないと言われたことがありますか。ある場合は期間が延びるため、通院計画を先に確認しておくことをおすすめします
当院での対応
- 歯科用CT・3Dスキャナーによる術前診断を院内で行い、同じ日に診断結果までご説明します
- 骨造成(GBR・サイナスリフト)に院内で対応しています
- 静脈内鎮静法に対応しています。歯科麻酔を専門とする歯科医師が担当します
- 他院で入れたインプラントの再治療、インプラント周囲炎の治療をお受けしています
- インプラントオーバーデンチャー(入れ歯を支えるインプラント)に対応しています。通院回数が少なく済む方法です
- 条件が合う場合の抜歯即時埋入・即時荷重(当日に仮歯)に対応しています
- 重度の歯周病を伴うケースも、歯周治療とあわせて計画します
遠方からお越しの方は、ご予約の際にその旨をお伝えください。初診相談・精密検査・診断のご説明を同じ日にまとめてご案内します。
- 所要時間 1時間程度
- 内容 お悩みとご希望のご相談、および口腔内の診査
- 費用 ご相談について別途の相談料はいただきません
- お持ちいただくもの 健康保険証、またはマイナンバーカード
- ご予約方法 お電話、またはWEB予約
- 休診日 日曜・祝日。土曜日の診療時間はお電話でご確認ください
土曜日のご来院は、お電話でのご確認をおすすめします。
名古屋市中区栄3-15-27 いちご栄ビル7階/地下鉄名城線 矢場町駅 徒歩3分・地下鉄東山線 栄駅 徒歩5分