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抜歯即時インプラント

抜歯即時インプラントとは、抜歯と同日にインプラントを埋入する治療です。
この治療の良いところはただ単に、治療期間を短縮するためのものではありませんし、どのような症例で行ってもいいということではありません。
やってはいけない症例とは、高度歯周病になっている歯、事前にCT画像にて骨の状態(骨質、骨量、炎症の有無)がわかっていない状態等です。
詳細はインプラントの受診時におたずねください。
ですから「見た目が良くなるから、前歯だからといってどのような症例も抜歯即時インプラント埋入」といった治療では失敗します。
何らかの疾病で歯を抜歯すると1ヶ月以内に、唇側、頬側の骨の高さは、6~7mm吸収するという研究結果があります。ですからインプラントを入れる時期として抜歯即時、または粘膜の治癒後骨造成手術と、インプラント埋入というスケジュールを画像診断します。過去にそういった知識の乏しい歯科医の先生が入れた前歯のインプラントのリカバリー治療を行ったことがあります。
また、審美エリアでは、インプラントの埋入深さ、角度が抜歯即時インプラントでは重要です。深さ単位では、0.1mm単位角度では1〜3度で見た目には大きく影響します。
結論としては、抜歯即時インプラントは見た目の自然な回復のためには非常に有効手段であり、術後の腫脹、痛みはほとんど無い治療です。
ただ、すべてにおいて診断と手技が非常に重要で結果を左右するということです。

抜歯即時埋入インプラント

抜歯即時埋入補綴後

抜歯即時埋入補綴前

抜歯即時埋入補綴前


高山歯科室
歯科医師
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